日常讃歌

 

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 音楽、ヨーガ、チャリ、、、だけしているわけにもいかぬのは金を稼がないといけないからでからであり、音楽、ヨーガ、チャリにも当然のこと金がかかる。そのために働いてメイクマネーを夜な夜な実施してはいるのだが、精神的な豊かさとの両立は難しい。帰って風呂に入って飯食ってすぐ寝る。音楽を作るのにも聴くのにもそれを求める心が必要だ。とはいいつつ本当にそれを必要な人は作るし聴くのだと思う。買ったけど一度も使えていない機材、まだ聴けていないレコードの山が隣で寝ていると苦笑いだ。ヨーガを始めて学びだして気付いたこと、そういう心の余裕みたいなものは自身で生みだすということ。日々に中で心を整えること、身体を整えること。まだまだそこまでもっていけていないということ。ずいぶん後ろ向きな文になってしまってはいるが、夜の帳が降りる頃出かけていき、朝日に向かって帰宅する。一時あれやこれやとやっていることが増えていた時期があったが生活の柄がまたミニマルになっているこの日々は好きだ。ただ花をいける、ブログを定期的に書くというくらいはしたいもの。

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 2月中旬にYYBYでレコーディング実施。初のレコーディングスタジオでの録音で気合いはいった。無事録音も終了。10時間という時間の中であの曲達、あのトラック数に付き合ってくれた録音を担当していただいたsudio INOの朝倉さん、バンドメンバーには心から感謝したのを鮮明に覚えている。そういうわけで、レコーディング、レコーディングまでの過程で凝縮したバンド時間を費やしたので、録音が終わった後には燃え尽きた感じがすごくあって暫くもうバンドはいいや、と思ったのは正直なところだしあれ以来実際バンドで音をだしていないのが色々物語っている。アルバムを制作するにあたって我々が行ったのはここまで、曲を作り録音のために演奏する。それから今はミックスを担当していただいているichionの荒石さんとの作業に入っているのだが送られてきている曲達がヤバいんだ。音処理は勿論、エフェクトに音の抜き差しがすごい。ミックスを通してこんな曲になるんだという目から鱗。もはや編曲は荒石さん。この作業を通してかなり自分達の曲に向きあっているのだが、ま、曲の根っこ部分はやはり変わらず感じたことが2点。やはりバンドでやっている音楽だなということ。ベーチャン、ベーチャン、Basic Channelといってきてかなりの年月たったが全然別物だ。YYBYだ。曲がどうのこうのなんかは聴いた人がどう思うかだけれど、YYBYの音楽になっていたのが嬉しい。3回繰り返したBasic Channelについてはこちらから。RA: Label of the month: Basic Channelあ、自分達の曲めちゃくちゃ聴いている。聴いてもらえるの5月くらいかな。楽しみ。コラボレーションも3件程あり。

 音を聴くというのはこんな感じなんだけれど、音楽関連の本をよく読んでいる。前衛音楽入門/松村正人高橋悠治対談選/小沼純一(編)、バルトーク音楽論選/ベーラ・バルトーク どれも所謂、現代音楽についての本になるのかな。現代音楽というのはすごく曖昧な定義だと思うのだが、これらを読んでいると現代音楽の概念がなんとなく見えてくる。現代における音楽とは、そもそも音楽とは?音楽を聴くとは?というような、そこ考えるところ?というところが論じられていて面白い。そんな現代音楽が形成されてきた過程、経緯を知る、ということは刺激的である。排水溝やエアコンやコタツの出すような音が、スタンウェイだったっけ?のピアノの音と等価とされるのが当たり前とされる時代に生き、このような音を聴ける耳を持てたことは幸いである。少し話はずれるのだが、この前のヨーガヴィディヤで、ある物事を突き詰めると到達する世界は同じではないかという話がでのだが、これらの本を読んでいるとそれを感じた。ヨーガでも音楽でもそれらを通じて如何に世界、宇宙の森羅万象を捉え、そこに自分自身をどう立脚させるのかということなのかなと思う次第。まだ詳細は決まっていないみたいだけれどYYBY、4.29は京都ガタカでライヴあります。